前回の第3部に引き続きまして見に行ってきました、 「たまゆら 卒業写真」。
1年かけて発表していた本シリーズもいよいよ完結でございます。今回はその感想をば。
これは余談ですが、当初は2月下旬と記憶していたんですが、知らぬ間に4月公開に繰り上がっていたみたいで。
「プリキュアールスターズ みんなで歌う奇跡の魔法」を見に行かなければ(※こちらの感想も近いうちに更新予定)、スルーしていたかもしれません( ̄◇ ̄;)
以前までの3作品は、前後編構成で分かれていて1人のキャラにスポットを当てていた形で描かれていましたが、今回お話は1つで、主人公のぽってで固定というOVA版のような構成でした。
完結編に相応しい内容で、2010年から展開してきたぽっての集大成。
夢を持って先に進もうとする彼女と、それを支える竹島の人々の愛に満ちた感動エピソードでしたね…(´;ω;`)
ラストにぽってに関わったほぼ全ての人物が集合して写真を撮影したり、ぽってが東京に旅立つ時にその人物たちが見送る姿が描かれるのですが、ぽってにはこんなにも素敵な人々と一緒にいて、支えてもらって一人前になれたんだよなぁというのも納得の布陣です。
OVA版のOPテーマを引用するなら、「やさしさに包まれた」お話だったんだなぁと…!
個人的にはセリフはありませんでしたが、2作前で見事幸せを掴んだちもさんがちゃんとビジュアル上に存在していたこと。声はなくても、ちもさんもちゃんと生きていたことが嬉しかったです。松来未祐さんは、どんなお気持ちでいるのか俺には気になりますね…。
今回、卒業がテーマということでぽっての高校卒業が主題ではありますが、もう一つの卒業もありました。
OVA版からずっとぽっての片腕のように常備していたカメラが壊れてしまったことです。
元々父親からもらった古いカメラだったということですが、とうとう寿命が来てしまい、2代目のカメラを手に入れるというドラマもありました。
卒業を控えるこの時期に壊れてしまうとは、ある意味でぽっての父親からの自立を描いていたように俺は解釈していました。
たくさんの人たちに支えられ、一つの目標も生まれ。父親という幻影からそろそろ離れても良くなってしまったのかもしれませんね…。
本作はぽって=沢渡楓の、終わり(今までのアニメで描かれた彼女)と始まり(これからアニメでは描かれないであろう彼女)の物語だったなぁなんて終わったときしみじみしましたね。
作品としては3年しか時間は経過していませんが、OVA発売から約6年間、ずっとリアルタイムで追いかけ続けてきました。
ここまで追いかけられた俺は、本当に幸せだったなぁって最後には思える「完結編」に相応しき内容だったと評価したいですね。
「たまゆら」、6年間お疲れ様でした。
素敵な感動を、ありがとう・・・!
俺はぽっての写真を撮る姿が、大好きです(´∀`*)