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1ヶ月以上前の映画だし今更感が半端じゃないけど行ってきました!
ネタバレ注意で大丈夫そうならどうぞお読みください!!!















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大丈夫そう?
では書きます。


本作は去年原作が完結しました「NARUTO」の原作第700話(最終回)のその後を描いた作品です。
俺の話をすると、「NARUTO」は「疾風伝」の手前くらいまではアニメも漫画も追いかけていたんですが、途中からどちらも興味が失せてしまったんですよね。
が、一昨年位でしょうか。
ジャンプ漫画を毎月5巻分買って色んな作品を追いかけていた時期がありました。
その一環として買ったのが本作。
他には「HUNTER×HUNTER」や「BLEACH」なんかを追いかけていましたね。
疾風伝」(第2部)以降の話は全く知らなかったので30巻くらいからは新鮮な気持ちで読むことができました。
そしてラストまでしっかり読み終わったのがつい先日。
本作の評判を聞き、宣伝なんかも見て興味があった+公開から数ヶ月経った今でもまだ劇場でやっていたというのに驚き視聴する運びになったわけでした。


タイトルの通り、ナルトの息子のボルトが主人公に変わっています。世代交代って奴ですね。
プリキュア好きとしては、のぞみの父親がりんで母親がつぼみというカオスな家族ですがw(ぇ
ただ、ナルト(とサスケ)にも主人公ばりの見せ場はあります。
かといってボルトの影が薄くなるかというとそんなこともなく親子での活躍のバランスが上手かったですねぇ。


親子愛というのが根底のテーマにあるのですが、ここも上手かった。
ナルトは二児の父親になったわけですが、遡るなら彼は物心着く頃に親であるミナトもクシナも亡くなっていて、化物だと忌み嫌われて「孤独」だったわけです。
そんな彼が色々あって今は二児の親というわけですが、それはどういうことか?
親としての接し方ってものを学んでないから分からない、というわけです。
そんなナルトの有耶無耶な態度がボルトの逆鱗に触れている
だが、ボルトはナルトの過去の一端を知ったことで、彼はただの完全無欠の父親ではなかったことを知ります。ナルトは決してボルトを蔑ろににしてるとかじゃなくて、どう接すればいいのかわかっていないんですよね。
この親子関係が上手かったし、最終的にうまくまとまっていたな~と。
というか、火影になったことでナルトがワーカーホリック化してしている、というのは衝撃のビジュアル。
あのナルトがデスクワークを、一日中パソコンと格闘してるんだぜ?((((;゚Д゚))))
彼が常識のないバカだった時代を見てきただけに、衝撃のビジュアルでした。火影って大変だな。


本作は、ボルトの中忍試験がメインの内容です。
中忍試験といえば、原作でも特に人気があった時代の長編ですね。俺もその時期が特に好きだったりしますが、色々思い出すものがあったなぁ。
試験官の先生がNARUTOの同期だったりとかも、時代の流れを感じた。
ただテンテンとシノ、ボルトの不正ちゃんと見つけろよΣ(|||▽||| ) 
そして中忍試験中に大きなトラブルがあるというのも共通。 いっつも変な奴襲撃すんな!!!!
前作の「THE LAST」もそうだったみたいだが、敵は原作のラスボスのカグヤの血族。
カグヤそのものを倒しても血族までは滅びていないってことなのか。
じゃあ今後ボルトの物語が続くとしたら、忍者と大筒木家との因縁なんかも描かれているってことになりそう。
まるでハオの子孫と戦っていた「シャーマンキングフラワー」みたいだね。


本作で大絶賛されているアクションシーン、すばら!としか言う言葉が見つからないw
元々アクションに関してはTVアニメの「NARUTO」の時点で洗練されていて好みだったりするけど、劇場のスクリーンで見ると全然違うね!
開幕からサスケと敵の高速アクションとか何やってんのかわかんねぇけど「スゲェや!」ってなります。
後は見た誰もが驚くであろうラストのナルトとサスケの共闘でしょうか!
第1部の頃じゃあ当たり前だった共闘も、第2部ではそれをするだけでも大きな意味があって、その集大成が本作。
九喇嘛と須佐能乎の合体とかずっとこんなん見たかったわ!!!!
そして止めのボルトの螺旋丸。受け継がれる血脈ッ!
本来ならナルトが決めれるはずなのにそこをあえてボルトでっていうのがねぇ。
なんか褒めることしか出来ないけどしょうがない!!!だって面白かったし!!!!


まとめると本作は「英雄ナルトのその後と、その息子ボルトのこれから」の物語。
これからボルトの物語がどう続いていくのかは分かりませんけど、少なくともプロローグに当たる本作は最高の入口だったと思います!
個人的に原作の2部に入ってから全然好きになれなかったサスケの再評価のきっかけにもなったのが良かった。
彼が目指す火影は兄のイタチのような忍者で、形は少し違えど(一人抱え込んでいたイタチに対し、ナルトの後ろから助力しつつも一人で戦うサスケ)イタチの意思を継ぎつつサスケなりの生き方を貫いてるんだな、と。
そんなサスケにボルトが憧れる、というオチの付け方も注目だ。ボルトは父ではなくサスケに憧れちゃうのかΣ(゚д゚lll)
そういうのを抜きにしても、アクションシーンは見所しかなかったのはさすが長年NARUTOを作り続けてきたスタッフが作っただけのものがありましたね。
ボルトのその後の展開が楽しみになるまさにプロローグにして最高に面白い作品でしたとさ!



最後に。
岸本先生は本作を「最高傑作」と称してるみたいですが、2作前の作品にも同じこと言ってたから最初は全く信用できなかったのはここだけの話な!!!!!