シャオのプリパラマイキャラストーリー、略して「シャオパラ」。
過去3回に渡り背景ストーリーのご紹介をしましたが、4回目である今回でラストになります!

(関連記事
第963話「『シャオパラ』あらすじ紹介 第1~3部」
第966話「『シャオパラ』あらすじ紹介 第4部」
第971話「『シャオパラ』あらすじ紹介 第5部」) 

・トゥルーエンディング(第66話)

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「幻討十二死従」のプリパラの襲撃、そして創造神の器「聖皇竜(セイント・エンペラー・ドラゴン)」と破壊神の器「天界王」の2人の戦いから一ヶ月後。
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2人の持てる全ての力を使い切ったことにより世界は元のあるべき姿に戻り、再構築された。

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そして、「天界王」こと時南斗はとある二人のアイドルが眠る病室にいた。

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「は~い、なたねなくる久しぶり
元気?…ってその様子じゃあ、相変わらずみたいね。
あたしはね、色々あったけど右目が見えなくなった事以外は元気よ」

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時南斗は、天界王としての力を封印した代償として右目が失明した。

「あんた達に話したいこと言いたいこと。
いっぱいあるから、早く目覚めなさいよ…バカ…
今度は愛する夫と一緒にここに来るわ。その時にまでに、絶対ね!」

時南斗はこの言葉を病室で二度と目覚めることはないだろう2人に語りかけ、涙を流し病室を去っていった。

一時間後。
パパラ宿のプリパラに、時南斗はたどり着く。

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「10分早く着いたね。待ってたよ。」

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「本当は1時間早く着くつもりだったんだけどね。ちょっと野暮用があったのよ。」

時南斗は竜とプリパラで待ち合わせをしていた。
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あれから時南斗はプリパラアイドルとしてデビューし、「竜」と共に史上稀に見ないに恋人同士であることをデビュー時にカミングアウトし、ユニットを組み活動をしていた。
時南斗と竜のユニットは発表当時大いに賛否両論の渦を巻き起こしたものの、二人のパフォーマンス力に圧倒され瞬く間に人気となる。
一ヶ月後の現在では時南斗のアイドルランクは神アイドルに昇格まで一歩手前の「トップオブアイドル」にまで上り詰めていた。
そして、今日のライブが成功すれば時南斗は神アイドルになれるという記念すべき日であった。

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普通にライブするのはつまらない!
時南斗はそう言って、最近パパラ宿のプリパラで始まったばかりの新施設こと男子専用のプリパラ「ダンプリ」内でまさかのライブを決行。
ダンプリの人気アイドル「WITH」のコーデを模したコーデを着こなし、ユニットライブをする。
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プリパラとは異なるダンプリのパフォーマンスを二人は見事やりのけ、時南斗は神アイドルに昇格した。

ライブ終了後。

「やったね時南斗ちゃん!神アイドルだよ!おめでとう!」

「元四ツ星学園美組S4ならこれくらい普通!
でも、竜君がいたからここまで頑張れたのよ。」


「ボクがいたから?」

「そう。あたしは操られていたとはいえ、『この世界よりも前の世界』取り返しのつかないことをしてしまった。
その償いに、プリパラアイドルになって一人でも多くの人に希望を持ってもらえばと思ってアイドルをまた始めた。
死のうとさえ思ったあたしを引き止めて頑張る気持ちを持たせてくれたのは、竜君がいたからよ。」


「ボクはただ、時南斗ちゃんと一緒にライブがしたかっただけ。
『あの日』…ボクはプリパラ、君はアイカツの一番のアイドルになったら再会して一緒にライブしようって約束、4年経って今やっと果たせたなってボクは思ってるから。
世界とか、神とか、四天王一族とか、ボクにとってそんなことは関係ないんだ。
君と一緒にいたかった。
君が取り返しのつかないことをしたと後悔するなら、パートナーとして、ボクもそれを一緒に背負っていくだけだよ。」


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二人はその後熱い抱擁を交わし…

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「お~お~お二人はお熱いのぉ~」

二人の様子の一部始終を、オメガは確かに捉えていた。

「は、覇皇さん!?」

「オメガ!」

「なんじゃお前らは!アイドルの癖に恋人じゃと!?ふざけてるのぉ!お前らみたいなダメダメ神アイドルカップルはワシが捻り潰してやるわ!」

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「おばあちゃん…折角二人はお楽しみだったのに…空気読め、ディノ…」

オメガに続くように、後ろから「ディノこ」も現れる。

「キサラ君まで!」

「竜君!とんだ邪魔が入ったわ!早くお家に帰って続き、シマショ?」

時南斗はそう言って竜の腕を掴み、無理やり走って連れて行く。

「おい時南斗と竜、待つのじゃ!今すぐワシが潰すからな!なーにが神アイドルカップルじゃ、糞喰らえじゃ!!!!」

逃げゆく二人に怒りを向けて追いかけるオメガ。

「もぉ~おばあちゃん…銭形警部みたいに追いかけるなんて…おばあちゃんらしく古典的ディノ~…」

それを気怠そうに見つめながら更に追いかけていくディノこ。

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「殺伐としていた四天王一族のBIG4も、今じゃあこんな仲良しなんて感慨深いね、キッカ」

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「そうだね~イオちゃん。ミノリさんや時貴斗(しきと)君が見たらきっと喜ぶんじゃないかな。」

竜の従者であるキッカ時南斗の従者であるイオこと「キカイオー」の二人はそんな四人…

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四天王一族の天才子供集団こと通称「BIG4」を微笑ましく見守っていた

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竜と時南斗は、今最高に幸せの真っ只中であった。




「ねぇ竜君。二人でのユニット、なんて名前にする?」


「ボクはもう1個考えたよ。時南斗ちゃんは?」


「竜君が思いついたならそれにしよ!」


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「分かった。
ボク達のユニット名は…『はじめ』!」


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~おわり~








~Secret Story~