
今回は最近俺のトレンドであるこちら「レトロフリーク」について、色々書いていきます。
俺は以前このような記事を書きました。
レトロフリークと俺の出会いですね。
サークル時代の友達の家にたまたま置いてあったレトロフリークを手に取って、「これは俺も買うしかない」と確信させられ今月やっと購入した次第でございます。

レトロフリークとは何ぞや?
まずはその話からしましょう。
こちらは、改造コードでお馴染みサイバーガジェット社が発売した、非公認ゲーム互換機でございます。
ファミコン・スーパーファミコン・メガドライブ・ゲームボーイ他数機種の数世代前のゲーム機にたった1機種で対応している破格のハードで(この手の互換機は多くて2機種のゲーム機に対応してればすごいと言われる)、公式発表によるとこれ1つあれば約9000作品ものゲームで遊ぶことが可能というゲーム好きにはたまらない互換機でございます。
また、これまでの互換機にはなかったたくさんの優秀な機能があります。
特筆すべきは、起動させたカセットのゲームデータを本体あるいはmicroSDカードの中に保存することが可能であること(通称「吸出し」)でしょう。
パソコンに音楽CDの音楽データを取り込むのと同じ要領で、カセットのゲームデータあるいはバックアップセーブをするゲームであればセーブデータを保存することが出来ます。
これによってカセットをいちいち取り出してゲームをするという手間もなくなりますし、カセットのデータが万が一消えてしまってもレトロフリーク側にデータが残っていれば復旧も可能です。
家にあるカセットを全て吸い出せば、後はもうレトロフリークを起動するだけで家のカセットのゲームで全て遊ぶことが可能に!
互換機ということで本作はエミュレータを使ってのゲームの起動になるのですが、それに伴い実機にはない機能もあります。
例えば、フィルターという設定を変更すればゲーム内のドット絵をクッキリ綺麗に表示させることができます。







こちらはカプコン発売スーパーファミコン用ソフト「ロックマンX」より同じシーンで全フィルターを比較。
1枚目は何もない状態、つまり実際のテレビに表示される画質です。
それ以外の6枚がドット絵をクッキリさせたものとなります。
フィルターごとの具体的な違いは俺も詳しくは説明はできませんが、要するに明暗度だったりドットを構成する形だったりが違うっぽいですね。
画像見ていただければ「あ、なんか違うな」っていうのは伝わるのではないかと。
更に、ゲームボーイに関しては様々な出力に対応しています。

(画像は、コンパイル発売のゲームボーイより「ぽけっとぷよぷよ通」)
初代ゲームボーイの緑色に表示される液晶を始め、

スーパーゲームボーイや、

ゲームボーイカラーや、

ゲームボーイアドバンスSPでの配色…と自分好みの配色に設定可能。
さらに、スーパーゲームボーイの対応ゲームの場合、専用フレームもきっちりと表示されるという徹底ぷりです。
他にも箇条書きで挙げると、
- 発売元のサイバーガジェットお得意の改造コード「コードフリーク」をSDカードに入れることで対応ゲームの改造コードが使用可能になる
- その場セーブ&ロードこと「ステートセーブ(ロード)」
- メインメニューに戻ってまた再開しても中断したシーンから即再開が可能
- SDカードをPCにバックアップをとっておけば、実質無制限にゲームごとのセーブデータを残すことも可能
- 別売りのコンバータを購入することで、実機のコントローラを使ってレトロフリークを遊ぶことが出来る・本来吸い出せないゲーム機種を追加することができる
- USBコントローラ対応。コントローラのコンフィグの割り当てを自由に設定可能。連射数なども変更可能
ただし、欠点もございます。
まず、発売前から槍玉に挙げられている法的にアウトなのかセーフなのかという部分。
自分が所持してるカセットだけというルールとはいえ、ゲームのデータを吸い出して私物化することは合法なのかという点はネット上でも大きな話題を呼びました。
これに関しては、サイバーガジェット側が一定の配慮をしているのと、購入者側のモラルの問題で許されることなのかなぁと俺は考えます。
例として、吸い出したゲームのデータは仮にネットの海に違法に流したところで、吸い出したレトロフリークでしか遊ぶことができないという仕様になっています。つまり、流したところでほかのレトロフリークでそのゲームデータで遊ぶことは不可能。
また、公式サイトには吸出しに関する注意書きに「自分が所有しているカセットにのみ限ります」と一文加えられています。あくまで私用で自分が所持してるものだけに限ってやってもいいということなので、理屈としては購入した音楽CDをパソコンにデータとして保存することと同じことをしてるだけなわけです(むしろレンタルCD屋のようなものを介してない分レトロフリークの方がマシなのでは…?と個人的には思わなくもない。)。
ここまでサイバーガジェット側が配慮しているのだから、俺は単純に違法と決め付けるのは違うかなと言いたい。というかぶっちゃけた話、今のところゲーム会社などに訴えられたといった事例もないみたいですし、問題ないのかなぁと。
個人的に扱ってみての不満点をいくつか。
1つ目は、一部フィルターを一定のゲームで使用すると確実にフリーズして遊ぶのが不可能である点。
どのゲームがどのフィルターに対応してないといったことは公式ページにも書いてないので、手探りで探さないといけません。なしだと全てのゲームは勿論起動しますが、せっかくの目玉機能なのに使ってすぐフリーズして…が起こると萎えることが多し。
公式にこのゲームはこのフィルターに対応してないといったものを公開してほしいですね。
勿論膨大な数のゲームがあるのですぐに全部出せというのは難しいのは分かるのですが、コードフリークは少しずつ対応してるのだから、こっちも対応してくれてもいいのになぁ…と。
2つ目は、USBコントローラやPS3のコントローラなどの設定が非常に面倒な点。
ゲーム機種ごとにコントローラの登録をしないといけないので、その度に設定しなおすのが非常に煩わしい。大体機種ごとにUSBコントローラを別々に使う人間のほうが少数派だと思うのだが。
また、ショートカットーキーなんかも全てのボタンに対応してるわけでないのもマイナス。設定の度にイライラしてるんで、付属のコントローラで遊ぶのが一番手間がかからないしそれで何とかしてます。
ボタン数の少ないUSBコントローラによっては、使用不可能なものがあるのもすごく気になります。
3つ目は、吸い出したゲームがあいうえお順でしかソート出来ない点。

自分のお気に入り順、吸い出したゲーム情報に記載されている発売日順…といったことは一切できません。

一応ソートという自分の選出したソフト(タイトル右下の黄色の星の部分の星をつけたタイトルが選出される)だけの一覧も作れるのですが、そちらも結局はあいうえお順です。
このソートは種類を多くしてほしい。
色んなゲームを吸い出して色んな順番で使いたい、という人もきっといるしかくいう俺がそうです。
大体こんなところですかねー。
まとめるならば、対応するゲームの多く所持していればいるほど得する互換機です。
いっぱい吸い出してそれだけ遊べるわけですからね。
それ以外の環境作りに関しては徹底して至れり尽くせりな仕様なので、まさに夢のようなゲーム互換機と言える程の素晴らしいハードだと俺は高く評価します。
さて、ここまで褒めてるのだからわかりきったことではありますが、俺はゲームが好きです。
特に至高のゲームハードはスーパーファミコン、というくらいスーファミが大好きです。
バイトの給料が出れば、リサイクルショップに訪れカセットを探しては買って…といった生活はもうバイトを始めた高校時代から今でもずっと続けてることだったりします。
過去に遊んでいた思い出の作品はもちろん、買ったけど未だに手付かずのあのゲームまで全分まとめてレトロフリークに吸い出し、俺だけのゲームボックスを作ります!

一式揃えての事前準備。
左上の箱及びその下にある瓶は、カードリッジの掃除に必要な道具です。
レトロフリークを取り扱っている家電量販店にはレトロフリークと一緒に置いてあるケースが多いですね。
具体的には、端子についているゴミを取り除くもの(左上)と、接点復活剤と呼ばれるカセットの通電機能を復活させるもの(下の瓶)になります。
レトロフリークを買うなら、こちらの2つも絶対に購入しましょう。
というのも、レトロフリークは少しの汚れでも検知すればカセットの認識をしないからです。
吸い出す前に念入りにカセットを掃除し、それでもダメなら接点復活剤を塗ってもう一度差します。我が家のソフトはこれでほぼ全てのソフトが認識しました。
ちなみに掃除をせずとも認識することは勿論ありますが、その場合吸い出したゲームデータに不具合が出る場合もあります。掃除は確実にして不具合の可能性を減らす目的にもつながるので面倒でも絶対にやりましょう。

箱から本体を取り出し、接続したの図。
今の時期に購入すると限定カラーのコントーラパッドが付属するということで、赤色のコントローラパッドを手に入れました。おまけという扱いなのでもともと付属してるコントローラ含め2個我が家にはレトロフリークのコントローラがあります。

さぁ、吸い出すぞ!!!!!
さて、今まで買ってきたゲームの数々を思い出に浸りつつ、吸出し作業をしておりました。
Twitterで実況しながらのんびりやっていたので、フォロワーさんにも多数反応を頂き、カセットを抜き差しするだけのダルい作業も楽しく出来て大満足でございます(*´∀`*)
いくつか写真を載せてご紹介。

記念すべき一本目はこちら!
カプコン発売メガドライブ用ソフト「ロックマンメガワールド」!!!

2年前の正月、
有名なロックマンシリーズではあるものの、本作は移植の経緯が一度もない上に完品最低3万円がボーダー(筆者独自調べ)程の高価なソフトです。
ロックマンファンとして、こちらの完品で所持してることは俺の数少ない自慢で誇りです。

2本目に吸い出したのはこちら、任天堂発売ゲームボーイアドバンス用ソフト「ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊」!!!
前回もご紹介しましたが、時の探検隊をクリアしたことで興味の出た作品でございます。
アドバンスの画面がデカデカと画面に表示されるのだけで感動したのは俺だけだろうか?(ゲームボーイプレイヤーでアドバンスのゲームは遊べますがここまで綺麗で大きくは表示されない)
これは攻略候補上位に入る作品かなぁ~。

12本目に吸い出したのは、セガ発売メガドライブ用ソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」!!!
未プレイだったので、レトロフリークでの攻略ゲーム第1弾として現在攻略中です。

現在はステージ4「ラビリンスゾーン」まで到達。
ステージ2の「マーブルゾーン」から急激に難易度が上がってびっくりしました。
ステージセレクトなしでクリアするのは今の実力じゃあ無理ゲー(∩´﹏`∩)



この3本は特に思い入れのあるゲーム3本かなぁ。
1本目のスクエア発売スーパーファミコン用ソフト「LIVE A LIVE」はニコニコの実況動画で一番大きな反響を得たシリーズでした。
2本目の任天堂発売スーパーファミコン用ソフト「スーパードンキーコング」は、スーファミのゲームだと特にクリアした作品。物心着いた頃から今でもたまにやるくらいなんで、何度クリアしたのか本当に覚えていないレベルですね~。
3本目のカプコン発売ゲームボーイアドバンス用ソフト「バトルネットワーク ロックマンエグゼ2」は、初めて買ったアドバンスのゲームにして初めてクリアしたアドバンスのゲームです。
世間ではエグゼ3が最高傑作という評価が多いですが、俺は断然2派だったり。

ちなみに、コードフリークで隠しチップ入手なんかを期待しましたが、リストには所持金とチップセレクト数の改造のみ。配信チップだったゴスペルとか手に入れたりするのは無理か~。
通信要素も当然ながらレトロフリークにはないので、エグゼシリーズはレトロフリークでプレイするなら完全クリアは不可能ということに。コードフリークの今後の実装に期待。
エグゼ2ハードモードがやりたくてたまらない!WiiUのVC版が一番現実的なんだけども!

こちらはコナミ発売ゲームボーイ用ソフト「遊戯王デュエルモンスターズ」です。
記念すべき遊戯王ゲー第1弾。このゲームもレトロフリークで吸い出すべきソフトだと考えていた一本でした。

これは初めてプレイした時に表示される画面です。
俺はこの画面を実に18年ぶりに拝むことができました。
というのもこのゲーム、自動的にセーブされるオートセーブ方式のゲームなんですが、一方でセーブデータを消す手段が存在しません。
セーブ中に電源を意図的に切るといったことをすれば消えることもあるみたいですが、ゲームの仕様的には不可能なんです。
やり直したくてやり直したくてたまらなかったのにセーブデータが消えないことが仇となるゲームがあるなんて、驚きだよ!

「星のカービィスーパーデラックス」はセーブデータ消えやすくてそこがよく批判されるのにw
レトロフリークを使えば、セーブデータを吸い出さないを設定することで初めからやり直すことが容易に可能。仮にセーブデータも吸い出したとしても、SDカードから削除すればご覧のとおり最初から出来るというわけです。
セーブデータが消えないことで困るゲームなんてこの遊戯王くらいじゃないかなと俺は思いますが、なんにせよ久々にやり直せてすごく気分がいいです。

こちらは任天堂発売ゲームボーイカラー専用ソフト「ポケットモンスター クリスタルバージョン」!!!
いはいる金銀も該当する第2世代ポケモンですが、現在このシリーズは内蔵電池の電池切れによりレポートが書けないカードリッジしか出回っていません(時計機能は内蔵電池に使用したものだったため、従来のものより消費が激しかった)。
しかし、レトロフリークにかかれば内蔵電池なんてものはないのでレポートは消えないし遊び放題というわけです!
…ただし、欠点もあります。
内蔵電池がないということは、すなわち時計がないということ。時計機能には非対応なのです。
同じ事例は、スーパーファミコンの「天外魔境ZERO」などにも言えることだったり。
また、前述通り通信機能もないのでポケモン図鑑を揃えることも不可能(既に揃えたデータを吸い出せばワンチャンありますがレポートの書けないカードリッジがほとんどというジレンマ・・・)。これは他のポケモンシリーズ始め通信交換機能のあるゲーム全般に言えることではあります。
単純に本編クリアしたいだけならレトロフリークで遊ぶで問題ありませんが、完全にやり込み尽くすとなると実機が一番という一長一短ですねぇ。
一応レトロフリークにはセーブデータの書き出し機能(レトロフリーク側のセーブデータを実機のカセットに書き込む)もあるので、電池を手動で取り替えたクリスタルにレトロフリークで遊んだデータを書き出して、通信要素は実機で済ませたあと再びレトロフリークにセーブデータを吸い出す・・・という超回りくどい手順を使えば完全クリアも可能ではありますねw
でも通信対戦・交換ができない!なんてまだ可愛い方です。
同じゲームボーイカラーであれば「コロコロカービィ」(任天堂)や「コマンドマスター」(エニックス)のようなジャイロセンサー対応のゲーム・赤外線を使用する「ぞくぞくヒーローズ」(メディアファクトリー)といったゲームは吸い出せても遊ぶことすら出来ません。
エミュレータでゲームを起動しているからこその欠点ですなぁ。
レトロフリークも万能ではないということです。

こちらはナムコ発売ファミコン用ソフト「スターウォーズ」!
スターウォーズのゲームは2種類発売してるんで、本作は「ナムコ版スターウォーズ」と呼ばれます。
原作を存分に無視したゲームだけど、コナミの「グーニーズ」とは異なりその無視の方向性があまりにもぶっ飛びすぎてて悪い意味で有名な作品ですw
このゲーム、何故か俺のツイキャスで実況して欲しいゲームNo.1の作品だったりします。
俺がツイキャス内でこのゲームのぶっ飛びぶりを熱弁したフォロワーに受けたというのがきっかけだったりしますが、いつかプレイすることはある・・・のかもしれない?w

最後に紹介するのはこちら、コナミ発売ゲームボーイアドバンス専用ソフト「ファミコンミニ29 悪魔城ドラキュラ」!
元はディスクシテムのゲームですが、それがゲームボーイアドバンスで完全移植された作品でございます。
ファミコンミニシリーズのソフトは、カセットの中に特殊なチップだか基盤があるだかでエミュレータでの動作が不安定のようで、本作もグラフィックに不具合がありました。

このように、上画面になんにも表示されませんw一種の縛りプレイ状態にw

(参考までにネットでの拾いものの正常な画面)

ちなみ、同じファミコンミニシリーズの「謎の村雨城」はゲームすら成り立たないレベルの酷さだったので、こちらはさすがにラインナップから削除しましたね~。

(参考までにネットでの拾いものの正常な画面)
話は戻しまして。
「悪魔城ドラキュラ」、過去に実況動画で
独特の挙動で動くシモンにいかに慣れ、相手のパターンを読み、
これらのテクニックが非常に重要な作品で、悪魔城をどんどん潜入して進んでいきます。

なんだかんだで久々にプレイしたいなーって気持ちでやったところ、苦戦はしたものの無事クリア。我が家のレトロフリークで初クリアしたゲームになりました。
この悪魔城が滅び行く描写を見ると「終わったんだなぁ・・・・」って達成感に包まれ、いかに本作が名作なのかが身にしみてきます。好きなゲームの1本ですね~!
他にも現在約270本近く吸い出しましたがそこまで解説してるとこの記事の文章がヤバイことになるのでここらへんにしますw
最後に…

吸い出し本数が100本になると、このような開発者側のメッセージを見ることができます。これは初めて見たとき驚きましたね~w
レトロフリークのゴールは、100本というのが開発者側が意図してる本数なのかもしれません。

色々書いてあった開発者様のメッセージをすっとばして最後に待ってるのは次世代機の発売予告。
携帯機版レトロフリーク、製作決定!!!!!!やったぜ!!!!
言うだけタダだろうから俺の要望言うと、レトロフリークポータブルはワンダースワンとネオジオポケットの吸出しに対応してくれ!!!!それ以外は特に望まないぞ!!!
以上、レトロフリークについてアレコレ書いていきました!
これからも楽しくレトロゲームライフを送るぞォォォォォォヽ(*´∀`)ノ



ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm( )m

(2016年7月3日5時59分追記)
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(追記終わり)