第39話「夢の花ひらく時!舞え、復活のプリンセス!」 


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前回非情な言葉をカナタ突きつけられ「夢」から醒めてしまったはるか。
カナタの言葉は、Twitterでも大きな物議を醸しましたね。


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プリキュア=プリンセス=夢

この図式で成り立っていたはるかにとって、カナタに夢とプリンセスを否定されてしまったことでとうとう変身出来なくなってしまいました。


はるか「プリンセスになっちゃいけないから?
私、もうプリンセスになれないの?

カナタが本来言いたかったのはそうじゃない。
プリンセスを追いかけることで、傷つくはるかを見たくなかった。
ただそれだけだった。
はるかにとってプリンセスというものがどれだけのものであるかなんて、知らなかったんです。
しかし、言葉とは残酷なもの。
言い方1つで相手にどう伝わるかなんて、例え同じ意味合いでも180度大きく変わってしまう。
カナタの本来言いたかったことと、はるかがカナタから受けた印象とは全く違うことがこの悲劇を生んでしまったんですね。
そんなカナタは、これをチャンスにと言わんばかりに夢ヶ浜に一気に襲撃をかけたクローズの言葉ではるかを傷つけたという現実を知ります。
「人を傷つけた自覚はなかったのか?」なんて言葉を吐きたくなるかもしれません。
でも違うんです。
彼にとってそれが良かれと思って言った言葉だった。
はるかを守りたかったって気持ちの方がきっと強かったはずです。
しかし、現実は違った。
はるかを守るどころか、彼女をこれでもかと傷つける言葉を言ってしまったんです。
それはやはり、はるかにとってプリンセスとはどれだけ憧れている「未来の姿」なのかを知らなかったから。


それを聞いたカナタが真っ先に発した言葉は「取り返しのつかないことをしてしまった。」


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まるで、宇宙世紀のニュータイプを思い出すこの言葉。
カナタは記憶を失って、はるかのことを忘れて。
何も知らなかった自分の暴言だったことをここで初めて自覚したわけです。
前回及び今回は、はるかの成長劇であると同時にカナタの成長劇でもあったわけですね。


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場面ははるかに切り替わりまして。
自分の夢を否定されたことで、そもそも自分が何故プリンセスを目指そうと思ったのか?
その原点に立ち戻っていました。


ここまで、色々なことがありましたね。
本編より前のことも、本編内でも、色々とありました……。


今でも曖昧で宙ぶらりんで抽象的なキーワードである「プリンセス」という言葉がはるかの中でどう転んで行くのか。

前回感想より。
俺は本作を追いかけ始めるにあたって、ずっと疑問としていたことがありました。
それが、「プリンセス」という言葉に込められたはるかの思いです。
プリンセスってなんだよ?ただのおとぎ話のお姫様ってだけなのかよ?
もしそうなら、何故そのような偶像を目指しているのか?
答えは今回、遂にわかった気がします。


その通り、はるかが目指していたのはただのおとぎ話のお姫様。
それ以上でもそれ以下でも何でもなかったんです。
これには流石に春野家親子も最初は戸惑っていたみたいでしたね。
しかし、そんなはるかの夢を一番最初に後押ししたのははるかの母親でした。
この回想を見て、俺ははるかのこの成熟しきったメンタリティは、母親譲りなんだなっていうのがよく伝わってきましたね。
かつての同級生のような、偶像だとはるかを決してバカにはしなかった。
それどころか、ノーブル学園に行けばその偶像に近づけるなんて言葉も信じ、送り出していった。
映画版でも春野家の過去回想シーンはありましたけど、狙ったのかなぁこれ。
はるかのこの性格や今があるのは、家族という素晴らしい存在がいたからこそなんだって、すごく伝わってきました(´;ω;`)


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去年のハピネスチャージも、映画とTVシリーズを連続して見ることで「愛乃めぐみとは何なのか?」という問いかけに一種の答えを導いていたりもしました。
偶然の一致とは俺には思えないですね。


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一連の回想が終わった後。
幼きはるかは、現在のはるかに対し「思い出した?」と問いかけます。
現在と過去。二人の春野はるかは別人として対比するこの演出、すごくいい(´;ω;`)


結論としては、彼女はやっぱりただプリンセスという「偶像」を追いかけていただけだった。
そしてその「偶像」により、悩んだり、傷ついたり、悲しんだりしたこともたくさんあった。
はるかを探していたカナタと合流し、謝罪するカナタに対してはるかはこう答えました。

はるか「私ね、夢があったからここまで来られた。
皆とも出会えた。
夢をなくすなんて。諦めるなんてできない。
例えカナタに『やめろ』って言われても、私はプリンセスを目指すよ。」

例え周りにどれだけ「偶像」を否定されようとも。
彼女は、「偶像」を追いかけ続ける。

プリンセスとは、他人にとってちっぽけで滑稽でくだらなくて冗談のようで頭がお花畑だと偶像だと何をどれだけ言われようと。


カナタ「夢は………君の、全部なんだね

カナタのこの言葉に全てが集約されている。
はるかにとって、プリンセスは自分の全てだった。


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はるか「ありがとう。
『あなた』が夢見てくれたから。
私今、こんなにも幸せだよ………!!!!

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過去の自分を「あなた」と呼び、今の自分があることを過去があったからと感謝するはるか。
そしてプリンセスという偶像は…………。


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想いの力で、未来の自分………いや、今の自分へと覚醒させました。


キュアフローラ完全復活。
カナタも完全な形で記憶を取り戻して復活。
おまけに、最終合体必殺技まで習得して。


後半のフローラを始めとするプリンセスプリキュア達の大逆転劇も、実に熱かったです。


前回の展開を大絶賛した私ですが。その読みは決して間違いじゃなかった。
復活するまでのはるかのこのプロセス、本作では2度目であるテレビの前でガチ泣きするほどの感動がそこにありましたよ(TдT)


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はるかにおける「プリンセス」という言葉の真意、そしてその上でこれからどう進んでいくのかという覚悟。
もう成熟しきってると思ってやまないはるかが更に成長した話だったわけですから、用意周到で狡猾だったクローズを正面から打ち砕いたことも納得いきましたね(´;ω;`)
ただ、カナタが記憶を失っていたのはどうやらディスピアとの戦いで力を使い果たした結果だったそうだ。
前回の暴言を言うためのディスピアの策略とかなら面白そうかなぁと思ったんだがどうやら違ったようだ。力を使い果たしただけで消える記憶ってなんかなぁ…………(;^ν^)
結果的にはるかをここまで成長させるきっかけを与えたのだから、俺はむしろ前回のカナタの暴言は肯定的に捉えたいですね。
今回が素晴らしすぎたので、作劇において必要な要素だったと思えてなりませんでした。



プリキュア=プリンセス=夢


どれか1つ欠けていては決して成り立たない春野はるか。
そんな彼女の絶望から希望への復活へのプロセスは、本当に素晴らしかったとしか俺には言えません。
今まで見た回で一番好きな回になったし、感動的でした。


ディスダークとの戦いを終えたその先で。
彼女の偶像………いえ、プリンセスという「憧れ」が、どうゴールしていくのか。
目が離せませんね。


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(2015年11月18日20時39分追記)

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(追記終わり)