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バンダイチャンネルにて毎月1作ペースで視聴してます昭和ガメラシリーズ。
前回の3作目「対ギャオス」の感想に続きまして第4作目の感想も書いちゃいますよ~。



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最初に注目したくなったことと言えるのは、タイトルにもあるとおり舞台が「宇宙」規模にまで拡大していること・・・なんですがところがどっこい????
まぁこれについては最後のまとめで触れることにしまして。
今回の敵であるバイラス星人の第1円盤の「地球を植民地にしよう」というえげつない導入からスタートしますが・・・


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そこに我らがガメラの登場!!!!!
一気にバイラス星人第1円盤に襲撃、お得意の火炎放射でボッコボコだ!
そういえば宇宙から地球帰りっていう経歴の持ち主だもんね!!!宇宙に行くなんて造作もねぇ!


そしてこの映画の最大の目玉はこの開幕にあるといっても過言ではありません。
順調に破壊されていき撤退を試みるバイラスの第1円盤。
だがしかしガメラの追撃は止まらない止まらないッッッ!


「あの怪獣は・・・一体何なんだああああああああああああ!?」


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バイラス星人が断末魔のごとく叫んだところに、撤退する円盤を火炎放射で迎撃ッッッ!!!!




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\ドォォォォォォォォン!!!!!/


これですよこれ!!!!!!
「一体何者なのか?」という問いかけに、タイトル表示で答える!!!!
ガメラの強靭な強さを描くだけでなくインパクトまでつけたという今までの中で最高にして最強の開幕だったと思います(´▽`)


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さて、舞台は変わりまして日本。
今回も子供とガメラの絆がしっかり描写されてます。
ここまで押すってことは、よっぽど当時子供とガメラの絆は大好評だったということなのでしょう。
今回からは前作まで1人だった子供が2人に追加されます。
正直あんまり増えた意味はなかったような気がしなくもないですね・・・。


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ガメラと子供が楽しそうに遊泳。
前3作までと比べ、ガメラと子供の絆という部分が明確に打ち出されたんじゃないだろうか。


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だが、開幕で存分に痛めつけられ地球侵略に最も邪魔な存在として危険視したバイラス星人が再襲撃。
ガメラを捕縛します。


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実体のあるフィールドなのかよこれΣ(|||▽||| )
なんか布被せただけみたいなw
子供達を逃がすためにフィールドをこじ開けます!


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そしてバイラス星人はガメラの弱点を探るために、ガメラの過去を探るという行動に入ったのですが・・・。
ここから約15分間前3作の映像そのまま流用して、ガメラの活躍シーンだけを凝縮した総集編パートになります。
本編の5分の1がこれって・・・・いくらなんでも長すぎないか((°A°;))?
上のキャプは第2作「対バルゴン」のもの。そしてこの総集編、明らかにおかしい編集が。


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こちらも「対バルゴン」のものなんですけど、最初に貼ったキャプは劇中2度戦ううちの1回目のシーンなのに対し。
ガメラがバルゴンを投げ飛ばすシーンを無理やり編集して2回目のラストバトルのシーンに強引に移動させるという映画見てた人なら首をかしげるような超時空編集が施されていましたΣ(|||▽||| )
1回目の戦いはガメラが凍結して終わってしまうので、強引にガメラを勝たせたような編集にした、と言ったところなのだろうか。
それなら2回目の戦いのシーンだけを中心にすればよかったのではと思えてならない。
こんな風に実際の本編から改ざんした意味は一体何なんだ?????
「対ギャオス」に関しては特にこれといっておかしい部分はなかったと思いますけど、それでもさすがに15分は長すぎるだろ!!!!
前3作見てない人にとっては楽しいものかもしれないけど、さすがに順番に見てきた俺にとっては退屈以外の何者でもなかったよ!!!!
そしてこの総集編を機に、段々と嫌な予感が過ぎってきましたね・・・。


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退屈だった総集編パートが終わりまして、本編に戻ります。
総集編パートを見てバイラス星人は「ガメラは子供を大事にする」ことを知ります。
それを知ってからは話が早い、先ほどガメラと楽しく遊んでいた子供たちを捕縛!
言うことを聞かなければ子供たちの命はない、とガメラに脅迫します。
ふむ、こう見るなら総集編パートは全く無意味なものではなかったと思えないことはないかな。長すぎるけど
また、前3作までは意思のない(人間では疎通の出来ない)怪獣達との激闘が続きましたが、こうして明確に意思を疎通できる存在とガメラが対峙するという構図は新たな見せ方で面白かったですね。
バイラス星人も用意周到で実に知略的。ほぼ同時期に放映していた「ウルトラセブン」に出てくる宇宙人たちのようだ。


結局ガメラは成す術がなくバイラス星人の言うことを聞き、バイラス星人に脳波コントロールされてしまうという地球\(^ω^)/な展開に!?


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ここからは操られたガメラが日本で大暴れしつつ、子供たちのバイラス円盤探索パートに入ります。
バイラス星人達は中身は何ら変わらない人間で「あれ?」って思ってしまったw
結構ビジュアルは怖いけどね((((;゚Д゚))))


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色々ありましたが子供たちの機転によりガメラの脳波コントロールは無効化。
ここの部分も、序盤のガメラと遊泳していた小型潜水艦でのちょっとした小話が伏線になっていたのは上手かったね。
冒頭のデジャヴの如く円盤に襲撃ッッッ!ガメラの反撃だああああああ!!!!



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もう普通のおっちゃんじゃねーかwwwww



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そして衝撃の事実が。
この宇宙人は子供たちが探索しているパートでも出てきて「バイラス星人に捕まえられた珍しい動物」と子供二人が勝手に馬鹿にしていた奴なんですが。
円盤が破壊されるとバイラス星人達はこいつの元に集結、こいつがバイラス星人の大元の首領であることが発覚します。
同時に、冒頭のナレーションの主はこいつであることも。
つまり、冒頭で「一体何者なんだあああああ!?」と叫んでてたのもこいつだったということに。外見の割にとても渋い声だなぁ。



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ガメラが猛攻を加えどうしようもないと考えたバイラス星人は遂にヤケクソに最後の策へ強行ッ!
それは、5人の部下の命を犠牲に巨大化しガメラを倒そうという前半の知略的な側面0とも言える力でのゴリ押し作戦へ。
ま、まぁ確かに「ウルトラセブン」の星人達も万策尽きたら巨大化してゴリ押してきたりなんてあったけど・・・w
ガメラとバイラスによる、地球の存亡をかけた最終決戦へ!


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………が、いかんせん微妙なバトル風景だなぁ( ̄◇ ̄;)
そもそもバイラスのデザイン自体乱闘映えするような怪獣じゃあないのもあって、シュールな絵ヅラに。
個人的にバイラス星人が子供を人質に取ったりして知略的にガメラを追い詰めている側面が面白いと思ったけど、いざ戦闘になるとこの特異な外見が逆に仇になってると言わんばかりのボッコぶりですw


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ガメラの腹部を串刺しという衝撃のビジュアルではあるんだけど、あまりの剽軽さに思わず苦笑してしまったシーン。
いや、やっと自分の外見の特徴を生かした攻撃をしてくれたってのは良いんだけど、人類の存亡というにはお世辞にもしょぼい戦いじゃないかよΣ(|||▽||| )


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まぁ、串刺しにしてそこを何度も刺しまくるバイラスのシーンは中々にグロい。
ここだけきっつい描写でしたね((((;゚Д゚))))


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なんだよこれなんだよこれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
そうです、これが死闘の最期です。情けないビジュアルにしか俺には見えねぇよ(TwTlll)
串刺しにされたバイラスをくっつけたままジェットモードで空中浮遊するガメラ。


そしてそのまま………


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落としたああああああああああああああああああ!!!!!!


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………かくして、5人のバイラス星人の命と引き換えに巨大化までして襲いかかったガメラとの地球の存亡をかけた戦いは。
海に落として溶けて消滅、という何とも盛り上がることもなく味気のない薄味のポテトチップスから更に塩を抜いたような薄味なテイストで戦いは終了。


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ガメラに世界を救われ感謝する人々。
そしてガメラは今日もまた、旅立っていくのであった…………。




というのが大体のストーリーの流れなんですが。
ハッキリ言おう。
シリーズものの宿命、4作目にして明らかにパワーダウンしてしまった残念な作品だった。
序盤のつかみ「だけ」は半端なく良かったのに、無駄に長い総集編パートをぶっこみ必要あるのかどうか疑問符の二人目の子供ポジションを導入して、そして最後にはシュールさ全開な部分だけが漂うバイラスとの激闘………。
何よりも、冒頭に書いた宇宙怪獣や宇宙人が出てきて作品の規模が大きくなった!………というわけでもなく。
終始舞台は子供たちのいる海岸と背景がずっと同じの宇宙船の2箇所だけで、大きくなるどころか前3作までの中で最低の狭さだったんじゃないかというレベル。
一応ガメラが街を襲うシーンはあるけどおまけというかすぐ場面切り替わっちゃうし、実質あってないようなもの。
どれをとっても中途半端で、作品を重ねるにつれて予算が減っていったんじゃないだろうか、なんていう汚い目線で見てしまう。そんな作品でした。
昭和のゴジラシリーズも中期の頃から似たような感じで、だんだん子供向けにシフトチェンジ・予算も縮小して流用シーンを大量に使って尺を稼ぐと言った手法をしていましたね。こんな部分まで別に真似しなくてよかったよ!!!!


個人的に子供向けと子供だましって言葉は似ているようで全く異なるものと考えます。
本作の場合、総集編パートをぶっこんだ中盤以降からはもう子供だましのように見えてならなかったね。
おまけに「対バルゴン」での反省点とも言えたタイトルになってる目玉の怪獣を出すのがとても遅かったという点も今回ではまた復活。ラストの10分前にやっとバイラス登場だから、むしろバルゴンよりも劣化してしまっている。
そりゃ、総集編パートで怪獣と戦ってるパートはあるかもしれないし、最後の最後で盛り上げるためにあえて残していたとか考えられないこともないけど。
それでも子供たちのパートに比重を置きすぎてる感があったし、盛り上げようにもあまりにも盛り上がりに欠ける微妙な最終決戦だっただけに、バイラスを最後の最後まで出さなかったのも失敗だったんじゃないだろうか。



大体言いたい不満点はこんな所なんだが、光るところが全くなかったわけでもない。
ガメラと子供の絆という要素が明確化したことは特に評価したい部分ではあります。
前作からその兆候はあったといえばあったんですけど、あくまで前作の子供はガメラの協力者以上の何者でもなかった。
だが本作では、ガメラと共にバイラスを倒していくというある種バディのようなイメージで描かれていました。
ラストのバイラス戦でもガメラに具体的な支持をポケモントレーナーのように与えていたり、互いの力を合わせることで撃退していくという点は子供にも感情移入しやすかったんじゃないかなと。
なので、結果的に本作がヒットした、という事実は分からなくもないなぁという気持ちではあります。
が、やはり前3作までより明らかにパワーダウンをしているのは明らか。
次回作に期待することは、子供とガメラの役割を本作のように明確にしてお互いの関係に意味を持たせることと、総集編は入れない事、そして盛り上がる最終決戦。
この3つでしょうかね。
次回作もまた来月に視聴予定ですので、どのような方向性に行くことになったのか楽しみです。


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