お待たせ?(待ってる人いるのかなんて突っ込みしないでしました!!!!
「アイカツ!」第150話の感想書くよ~!!!
ちょっと語りたいことが多いので今回は前後編で書きます!
前編は俺のトライスターに関する想いみたいなものを綴っているんで、ぶっちゃけ今回の話はしてません!
なんですが、アイカツ1期2期の感想は前のTwitterのアカウントで投げていたけどもうそのアカウントは削除してしまったので、このブログで改めてまとめたくなったって感じなんです。ご了承くださいm(   )m
 


今回の話をする上で大前提となる、本作にまつわる「ある背景」について解説しよう。


今回題材となったユニット「トライスター」は、第1期中盤の山場として登場した「神崎美月の考える最強のユニット」として生まれたユニット。


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提唱者である美月さんをトップに、残り二人のメンバーはスターライト学園の生徒からのオーディションにより決める形だった。
当然、学園の最強である美月さんが考える新ユニットなので、スターライト学園の生徒達が血眼になってオーディションを受け、その中にはいちごを始め当時のメインキャラ達が結集して戦ったという激闘のオーディションだった。


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※オーディション前の練習風景。あまりの多さにまともに練習できないといちご達が困惑していた。

特に、いちご・あおい・蘭の後のソレイユ組最後の枠をかけて争った第35話個人的第1期の傑作回と思えるレベルで好き。

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※最後の枠は最終的に蘭として決まる。トライスターとなったことでスターライト学園にはいられないレベルの激務となるため3人はここで一旦お別れ。3人は常に一緒だったこともあってかそのお別れに初めて3人は互いの前で涙を流した。

オーディションにかけた話数は第33 ~35話の3話。
更に第36~38話はその後日談として位置づけられるため事実上トライスター1つにかけた話数は6話分と、現時点における本作きっての長編となるほどの壮大なものでもあった。
ちなみに、その後日談パート1に当たる第36話は個人的第1期どころか現時点の全150話中の中で最大レベルで見ていて本気で辛かったと思った回・後日談パート2に当たる第37話は現時点の全150話中一番好きな回と、俺はトライスター関連のエピソードは何かと思い入れがあったりする。


と、ここまで書けば「トライスターってアイカツにおける良い要素の1つだったんだなぁ」って思えるだろう。
ところが現実はそこまで甘くなかった。


まず、一次予選が終了したラストにおいて、唐突に新たなオーディション希望者としてかえでが登場。
その登場のインパクトこそ凄まじかったもののアメリカで一次予選の内容と似たようなことをしたからオーディションには参加できなかったけど実力はあるから合格にしてくれと懇願したところ、美月さんはすんなりと合格を出してしまう。
理由としては一次予選を突破出来るだけの実力があったから、とのことなのだが。
………確かにアメリカに滞在していたという事情があったのだとしても、全く同じオーディションをした上での参加ではなかったことから「これは本当に公平と言えるのか?」と俺の中ではもやっとした。アイドルは時間厳守!ってハッピーレインボウのトップデザイナーだって言ってたしね。
まぁ、その後のかえでのキャラとしての魅力や活躍があってかえでというキャラクター自体は俺はとても好き。だけど、今にして思えばこのファーストコンタクトの印象はすこぶる悪かったのはよく覚えている。
第1期前期OPでずっと長い間(第1話から)ビジュアルが出続けていたが、OPが変わって少ししてからやっと登場しただけに、その期待値はかなり高かったのだが………。


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次に、最初に貼った画像を見ていただければ分かると思うが、蘭は最終的にソレイユのメンバーとなるためトライスターを脱退してしまうことになる。
このエピソード自体は本当にティッシュ何枚使ったのってレベルで号泣したくらい好きな話だったんだが、問題はその次の話で蘭の後任は実際のオーディションにおいて一次予選を突破できなかったユリカが特に何もすることもなく、美月さんの一言それだけで後任のメンバーとして選ばれたこと。


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……オーディションをしたのだから本来なら次点だった人を選ぶのが定石だと俺は思うのだが、選ばれたユリカは一次予選で敗退しているという事実。
また、周りは「後任はユリカ様しかいない!」といった発言こそするものの、具体的にその理由が何なのかについて明言していないこと。

主にこの二つの要素が俺の中で違和感しか存在しなかったため、正直に言ってしまうと前話のソレイユ結成までの感動を白けさせられたと思った程に不満が募っていた。


極めつけは………



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美月さんが第50話ラストでスターライト学園を離れたことによって、完全に放置して捨てるような形でトライスターが解散してしまったこと。


この要素こそトライスター最大の問題点どころか、ネット上で神崎美月が嫌われるその最もの理由として取り上げられることが多く、アニメ「アイカツ!」界の癌とも言えるマイナス要素の1つである。
悪意全開のような書き方をしてしまって誤解を受けそうだが俺は別に美月さんのことは嫌いではない。だが、このエピソードで神崎美月というキャラクターがバッシングを受けてしまったことは紛れもない事実である。


その後は第2期が始まり、トライスターファンの傷口が癒えるどころか抉るような話が出てくる。
まず、第2期においてトライスターのトの字が出てくるのは第79話だけ。話数にして28話と中盤までその事実は全くフォローされることがなかった。
次に、第78話において「神崎美月の考える最強のユニット」WMが爆誕。

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ん?神崎美月の考える最強のユニット?このフレーズ、どこかで聞いたことがあるような………?
このような雑な描かれ方をしたこともあってか、美月さんはトライスターを捨ててWMに切り替えた、という解釈をされてもおかしくないような傍若無人っぷりが浮き出てしまったのだ。
さすがの俺も、第2期視聴中はどこかしらでトライスターのフォローはせめてしてくれって願っていたが、その直前にWMが登場したことで、その印象は前述のかえで同様ものすごく悪かったことを覚えている。
ちなみに今はWMはすごく好きです。パフォーマンスレベルが本当に当時のアイドル達と次元が違うなって思えるくらいかっこいいし、WMのキャラソンはどちらもすごく好きなので。


さて、前述通りトライスターの話が第2期でやっと出てきたのは第79話のことだった。
パートナーズカップで誰と組むかをスターライト・ドリアカのキャラそれぞれで思案するという内容なのだが、色々あってかえではユリカとペアを組もうと懇願するがリカはこれを拒否。
それには理由があった。2人で組んで「トライスターの残党」と馬鹿にされるのが嫌だから、と。
まさか公式が直々にトライスターのその残念な扱いをネタにしてくるとは思っていなかったのだが、ここで初めてトライスター解散の経緯の過去描写が登場。
そこでは、織姫学園長がかえでとユリカに解散するか2人で続けるかを選択しろと告げる
早々に解散を希望したのはユリカだった。 3人でなければ意味がないからということを理由に挙げていた。


同時に、スターライト学園を去る直後の美月さんとかえでのエピソードも描写される。


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言い訳も謝罪もせず、ただ去りゆく美月さんに対しかえではこの言葉。
さすがかえでだな、とちょっと感動した。
ここにいたのがユリカだったのであれば、同じようにはならなかっただろう。


まとめると、トライスターというユニットにおいて美月さんがしたことはあまりにも理不尽で身勝手なことばかりだった。問題点として挙げた1・2点目なんてまだ優しい。やはり3点目の問題があまりにもデカすぎる。
言い方が悪いことは承知の上だが、少なくともトライスターの描写のされ方が上手かったとは到底思えないし、フォローする余地はあったはずなのにこの扱いだったこともあって嫌われて当然、としか俺には言えない。
アイカツ界全体のことを考えているといえば聞こえはいいが、その為に少なくともユリカが傷ついたのは事実だろう。トライスターのオーディションを必死に頑張った名前の出ていないアイドル達の中にだって、この展開に不満に思った人だってきっといるはずだ。美月さんの行動で描写はなくてもどれだけたくさんの人たちが傷ついたのか。
何よりも、自分からやりたいと言って始めたことを、他にやりたいことができてそれを捨てるような形で始めたってことが、諸々の事情を考えても完全には納得できないというのが俺の考え。


なので、トライスターは全然好きじゃないです。
結成までが難産だったのに対してそのあとの扱いがあまりにも雑だったから。
これで女児に人気があったのか気になるところではあるが、人気があればもっと扱いも変わっただろうからさほどなかったからこそこの扱いだったのではとも推測している。
せめて解散するなら織姫学園長伝いとかじゃなくて、美月さんが直接2人に謝罪した上で解散してほしかった。
これがあるだけで印象も変わったのではないだろうか。



という、ちょっと穏やかじゃない話でございました。
俺がどれだけトライスターが好きじゃないのかもお分かりいただけただろう。
あえて、トライスターや美月さんが好きな人には嫌な思いをするであろう書き方をしたつもりです。何故なら、当時思ったことをありのままにまとめたのだから。


こんな大前提があったことを踏まえつつ。
時は大きく過ぎさり、話数にして実に71話後…………


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ここからは、後編へ続きます。